お知らせ

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2026.10.15

【南箕輪村で「老いじたく」のお話をしてきました】

本日は、南箕輪村からご依頼をいただき、村民の皆さまを対象とした講演会で、お話をさせていただきました。

テーマは、

あわてない、後悔しない

〜みんなが幸せになる『老いじたく』を行うために〜

です。

40名近い皆さまにご参加いただきました!

南箕輪村の人口規模を考えても、

これだけ多くの方にお集まりいただけたことは、

「老いじたく」への関心の高さの表れだと感じています。

講演では、

私が行政書士・社会福祉士として、

日々の実務で経験していることを交えながら、

いつものように熱を込めてお話ししました。

皆さん、

本当に熱心に耳を傾けてくださいました。

講演後のフリートークとして

30分間の質疑応答の時間を設けていただいたのですが……

時間が足りませんでした!

次々とご質問をいただき、

皆さんがご自身やご家族のこれからを真剣に考えていらっしゃることが伝わってきました。

さて、

今日お伝えしたかったことを、

少しご紹介します。

老いじたくと聞くと、

「まだ元気だから早い」
「財産なんて、それほどないから」
「家族がいるから何とかなる」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、

老いじたくは、

財産を残すためだけの準備ではありません。

これからの人生を、

自分らしく、安心して、幸せに

暮らすための準備です。

例えば、

認知症などで判断能力が低下したとき。

預貯金の管理や介護サービスの契約、

不動産の処分などの手続きが難しくなることがあります。

そんなときに備えるのが「成年後見制度」。

特に「任意後見制度」は、

元気なうちに、

将来の財産管理や必要な手続きを誰に任せるのか、

自分で決めておける制度です。

また、

「遺言書」は、

自分の財産を誰に引き継いでもらいたいのか、

その意思を明確にするもの。

残された家族の負担や、

相続トラブルを減らすことにもつながります。

そして、

もう一つ大切なのが、

「エンディングノート」と「人生会議」です。

エンディングノートは、

亡くなった後のことを書くためだけのものではありません。

これまで何を大切にしてきたのか。
これから、どんな暮らしをしたいのか。
どんな医療や介護を望むのか。

そんな思いを整理し、

大切な人たちと共有するためのものです。

今日、

特にお伝えしたかったことは、

「老いじたくは、必ずしもお金をかける必要はない」

ということです。

例えば、

・使っていない銀行口座やクレジットカードを整理する。
・預貯金や保険、重要書類の保管場所を家族と共有する。
・金融機関の代理人制度や、保険の指定代理請求制度を確認して活用する。
・望む医療や介護について、家族と話し合う。

これらも立派な老いじたくです。

もちろん、

家族がいても、

すべての手続きを代わりにできるわけではありません。

必要に応じて、

法律や制度による備えも大切です。

でも、

誰もが最初から専門家に依頼し、

多額の費用をかける必要があるわけではないのです。

私は日頃、

成年後見人などとして、

認知症のある方や身寄りのない方々の人生に伴走しています。

その経験から、

皆さんにお伝えしたいことがあります。

老いじたくは、

自分のためだけにするものではありません。

自分の思いや希望を伝えておくことは、

将来、自分を支えてくれる家族や周囲の人たちの迷いや負担を減らすことにもつながります。

また、財産の管理や承継について備えておくことは、
管理されない空き家や空き地が増えることを防ぎ、
地域の財産や経済を守ることにもつながります。

自分も幸せに。
家族も幸せに。
支えてくれる人たちも幸せに。
そして、お世話になってきた地域も元気に。

そんな老いじたくを、
私は広めていきたいと思っています。

今日の講演が、

皆さまにとって、ご自身や大切な方のこれからを考えるきっかけになれば嬉しいです

老いじたくの第一歩は、

家族や大切な人との何気ない会話からでも始められます。

ご参加くださった皆さま、

そして貴重な機会を設けてくださった南箕輪村の皆さま、

準備・運営にご尽力くださった関係者の皆さま。

本当にありがとうございました!