介護や認知症高齢者に関わる方などに聴いて頂きたい話

認知症の人のケア〜認知症の人の想いを大切に〜

相続対策と認知症1

長野県岡谷市にある「テクノプラザおかや」にて開催された、社会福祉法人平成会主催の講演会に参加してきました。

講師は、昨年に放映された「NHKスペシャル・シリーズ認知症革命」の第2回「最期まで、その人らしく」で紹介された重度認知症患者デイケア「小山のおうち」を運営する精神科クリニック「エスポアール出雲クリニック」で院長を務めておられる高橋幸男先生。

講演のテーマは「認知症の人の想いを大切に」です。

認知症という病気の現実として「なりたくない病」「なって欲しくない病」という恐れや偏見があります。

認知症に罹ると、色々なことが分からなくなってしまうという恐れや偏見。

それは間違いなのです。

認知症の人は、ちゃんと分かっているのです。

ただ、元気だった頃のように、想いを伝えられなくなっているだけなのです。

自分の想いが相手に伝わらないから、不安になったり、イラついたり、怒ったりしてしまう。

認知症の人も、そうでない人も、みんな同じです。

同じなんだけど、認知症の人の周りにいる人も、認知症の人が伝えようとしていることが簡単に分からないから、やっぱりイラついたり、怒ったりしてしまう。

認知症になると、周囲からの温かい声かけなどの関与が激減し、不安で孤独な世界に追い込まれ、役割を奪われて居場所を失いやすいのは、そういうカラクリがあるためです。

相続対策と認知症2

認知症の人が安心して豊かに暮らすために、周囲の人がどう関われば良いのか。

高橋先生は5つのポイントをお話されました。

  1. 話しかけて孤独にしないこと。感謝の言葉を伝え、家族や仲間から外さないこと。
  2. 受け入れてあげること。忘れても良い、覚えておいてあげる。できなくても良い、一緒にしてあげる。
  3. 励ましや指摘を減らすこと。
  4. 出来ることをしてもらう。そして出来たことを称賛すること。
  5. デイサービスなどを利用すること。そこは寂しくなく、叱られない場所。そこで自信に繋がっていく。

周囲の人が、こうした関わりを大切にすれば、認知症になっても不安で孤独な世界に追い込まれることなく、豊かに暮らせる。

。。。これが高橋先生のお話の要旨です。

私も、相続や遺言だけではなく、介護や成年後見など、高齢者の方々に携わる仕事をしています。

この講演ではとても有意義なお話しを聴くことができました。

認知症予備軍の方も含めると、65歳以上の4人に1人が認知症に罹るといわれている時代です。

いずれ自分の番がやってきますし、その前に、自分や配偶者の両親の番がやってくるわけですから、認知症というのは全ての人に関わる話です。

この話は、多くの方に知って欲しいなと思いました。

相続対策と認知症3

相続対策と認知症

上にも記しましたが、認知症予備軍の方も含めると、65歳以上の4人に1人が認知症に罹るといわれている時代です。

認知症に対する備えが必要です。

それは、「認知症予防」のように、認知症という病気に対する備えばかりではありません。

自分がどのように人生の最終章を迎えたいのかという意思表示。

自分の死後も、家族に遺したい想い。

自分の死後に、家族に迷惑をかけないため、あるいは自分の想いを届けるための相続対策。

これらは、認知症という病気に罹ってしまうと、大変難しくなります。

不可能になってしまうことも、十分考えられます。

自分の意思をしっかり伝えられる元気なうちだからこそ、自分の人生を振り返り、大切な家族のことを想い、大切な人に幸せを届ける相続対策ができるのです。

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